三秒勝負
今年初めてのロングダウンジャケットと起毛ブーツを装着し、
寒空の中、銀行へお金を下ろしに行った。
どれくらい寒空かと言うと、日が当たらないところを10分歩いたら、
自然に鼻水が出てきちゃうくらい。。。この現実はそこはかとなく悲しいね。
着膨れて機敏な動作が出来ないながらも、えっちらおっちら大通りを歩いていたら
横の交差点の横断歩道から荷車自転車(荷車が自転車の前についてるタイプ)の
おっさんがシャーっと横断してきた。
彼はそのまま真っ直ぐ進むように見えたので、おっさん通過後に交差点を渡ろうとしたら、
なんとおっさんがこっちへ曲がってくるではないか!
おっさんはのんびりハンドルを切っていたようだが、
荷車自転車は荷車が前についている為、前の荷車は1メートル以上先を急カーブで
私の方へ突進してきた。その上荷車の先っぽにはギザギザの板が!!
あやうくぶつかりそう!
すかさず、おっさんに向かって
「ちょっと!あぶないやんか!何すんのよ!」と日本語でガン飛ばしてしまった。
おっさんはチラッと見ながらも、ふふーんとそのまま走り去っていった。
それを見て憎々しげに舌打ちしながら道路を渡る私。
・・・あぁ・・・「大和撫子」なのに・・・
いいんでしょうか?こんなことで?
やりたくってやってるんじゃないんだけどね!
だってそうでもしないと生きていけないんだもぉ~ん。
まあ、がんばって張り合ったりしなければいいのかもしれないが、
がんばらないと、余計に嫌な事が降ってくるのが中国なのだ。
実際、中国では出だしの3秒ですべてが決まっているのでは?と思わせられることが多い。
これを私は「3秒勝負」と呼んでいる。
道行く人たちはお互いをじろじろ見て、いろんな意味で「値踏み」する。
お金持ってそうか?人が良さそうか?騙せそうか?自分が勝ちそうか?お得そうか?
お店の人だって同じ事をする。まずお客を値踏み。
みんな別に悪人だったり悪気がある訳じゃなく、それが中国での普通なのだ。
そしてその3秒の値踏みの後、みんなおもむろに行動する。
しゃべりかけてきたり、横入りしたり、しつこく薦めたり、値段吹っかけてきたり。
話し方そのものも、丁寧になったり、つっけんどんになたりする。
「友好」なんていうのは値踏みの後にしか存在しない。
だから最初の3秒は私達外国人にとってもとても重要。
ここでどう思われるかで、不快な目にどれくらい会ってしまうか決まるのだ。
なんとしても「3秒間ガン付け勝負」に勝たなければならない。
これに勝つ、もしくは一目置かれるかすると、
みんな丁寧に対応してくれるし、あんまり嫌な目にも会わない。
もしくは「嫌な奴だが一筋縄ではいかない」と思わせなければならない。
中国では「攻撃は最大の防御」なのである。
だから私は道やエレベーターで見知らぬ中国人にジロジロ見られても
ガン飛ばし返し攻撃!で絶対目をそらさない。甚だ態度のでかい恐い女である。
お店でもよくしてもらってからしか「にっこり」もしない。
まず「勝負」。それから「気が向いた場合のみ友好」なんである。
こういう自分の行動を日本女性として振り返ると「どうかなぁ?」とは思う。
「どうかなぁ?」と思いながらも日々「三秒勝負」を繰り返す私なのである。
寒空の中、銀行へお金を下ろしに行った。
どれくらい寒空かと言うと、日が当たらないところを10分歩いたら、
自然に鼻水が出てきちゃうくらい。。。この現実はそこはかとなく悲しいね。
着膨れて機敏な動作が出来ないながらも、えっちらおっちら大通りを歩いていたら
横の交差点の横断歩道から荷車自転車(荷車が自転車の前についてるタイプ)の
おっさんがシャーっと横断してきた。
彼はそのまま真っ直ぐ進むように見えたので、おっさん通過後に交差点を渡ろうとしたら、
なんとおっさんがこっちへ曲がってくるではないか!
おっさんはのんびりハンドルを切っていたようだが、
荷車自転車は荷車が前についている為、前の荷車は1メートル以上先を急カーブで
私の方へ突進してきた。その上荷車の先っぽにはギザギザの板が!!
あやうくぶつかりそう!
すかさず、おっさんに向かって
「ちょっと!あぶないやんか!何すんのよ!」と日本語でガン飛ばしてしまった。
おっさんはチラッと見ながらも、ふふーんとそのまま走り去っていった。
それを見て憎々しげに舌打ちしながら道路を渡る私。
・・・あぁ・・・「大和撫子」なのに・・・
いいんでしょうか?こんなことで?
やりたくってやってるんじゃないんだけどね!
だってそうでもしないと生きていけないんだもぉ~ん。
まあ、がんばって張り合ったりしなければいいのかもしれないが、
がんばらないと、余計に嫌な事が降ってくるのが中国なのだ。
実際、中国では出だしの3秒ですべてが決まっているのでは?と思わせられることが多い。
これを私は「3秒勝負」と呼んでいる。
道行く人たちはお互いをじろじろ見て、いろんな意味で「値踏み」する。
お金持ってそうか?人が良さそうか?騙せそうか?自分が勝ちそうか?お得そうか?
お店の人だって同じ事をする。まずお客を値踏み。
みんな別に悪人だったり悪気がある訳じゃなく、それが中国での普通なのだ。
そしてその3秒の値踏みの後、みんなおもむろに行動する。
しゃべりかけてきたり、横入りしたり、しつこく薦めたり、値段吹っかけてきたり。
話し方そのものも、丁寧になったり、つっけんどんになたりする。
「友好」なんていうのは値踏みの後にしか存在しない。
だから最初の3秒は私達外国人にとってもとても重要。
ここでどう思われるかで、不快な目にどれくらい会ってしまうか決まるのだ。
なんとしても「3秒間ガン付け勝負」に勝たなければならない。
これに勝つ、もしくは一目置かれるかすると、
みんな丁寧に対応してくれるし、あんまり嫌な目にも会わない。
もしくは「嫌な奴だが一筋縄ではいかない」と思わせなければならない。
中国では「攻撃は最大の防御」なのである。
だから私は道やエレベーターで見知らぬ中国人にジロジロ見られても
ガン飛ばし返し攻撃!で絶対目をそらさない。甚だ態度のでかい恐い女である。
お店でもよくしてもらってからしか「にっこり」もしない。
まず「勝負」。それから「気が向いた場合のみ友好」なんである。
こういう自分の行動を日本女性として振り返ると「どうかなぁ?」とは思う。
「どうかなぁ?」と思いながらも日々「三秒勝負」を繰り返す私なのである。
by fenfenblog
| 2004-11-29 22:08
| 上海・瀋陽
大阪北摂での暮らしあれこれ。 ダーリンと愛犬バトーと私。 そしてたくさんの好きなモノ。
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